サンデーメカニック見習いのクルマいじり

(独りで)Keiワークスをまるまるツインにぶち込むブログ ~ カプチーノの修繕日記

K6AエンジンOH(腰上組立#3 タペット・カムシャフト)

今日は焦らずゆっくり慎重に・・・細々した作業です。

 

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マイクロメーターを使用して

タペットに装着されているシムの厚みを計測します。

その前準備としてゼロ点調整をします。

 

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タペットからシムを外します。

シムの厚みは2.62mmと印字されています。

 

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マイクロメーターで実測しました。

印字の通り2.62mmでした。

 

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12個すべてのシムの厚みを測ってメモを取っておきます。

実測値は上段に書きました。

印字の数値はカッコ書きしておきました。

カッコ書きの無いものは印字通りの数値でした。

 

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次はカムシャフトです。

カム山の表面がイマイチだったので磨きました。

 

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矢印:

磨いた部分です。

 

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上:作業前

下:磨きたおし後

 

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使った工具は青棒とリューター+フェルトです。

 

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次にカムシャフトハウジングのクリアランスを計測します。

矢印:

プラスチゲージをハウジングと同じ長さに切ってシャフトに平行に置きます。

注意:

タペットは装着しないこと!

 

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ボルトにエンジンオイルを塗布します。

 

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とりあえずNo1ハウジングを仮止めします。

 

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矢印:

プラスチゲージを全てのハウジングに置いて行きます。

 

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カムシャフトが回らないように気を付けながらトルクレンチで締め付けます。

締め付ける順番は下表の通りです。

 

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図の順番に2~3回に分けて徐々に締め付けます。

締付トルク:11N・m

 

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計測した結果:

全てのハウジングクリアランスは基準値内でした。

基準値:0.045~0.087

限度: 0.10

 

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シャフトを綺麗にクリーニングして組み付けて行きます。

タペットの側面とシムの全面にエンジンオイルを塗布して元の場所に納めます。

 

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矢印:

カムシャフトの当たり面とノックピンにエンジンオイルを塗布します。

 

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カムシャフトを乗せます。

整備書によるとインテーク側にはPの印字、エキゾースト側にはNの印字がされているそうですが残念ながら判別不能だったのでバラす時にシャフト本体の写真を撮っておきました。

注意:

個体によって刻印が違う可能性もあります。

 

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RZ:

インテーク側のカムシャフト

 

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R3:

エキゾースト側カムシャフト

 

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カムシャフトハウジングを装着してボルトをトルクレンチで締め付けます。

締め付け順番と締付トルクは前記の通りです。 

 

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さて、お恥ずかしい事実がっ!

カムシャフトハウジングには装着する向きがあります。

ハウジングに刻印されている矢印はやタイミングチェーン側に向けます。

上の写真は逆付けで誤りです (^^;

プラスチゲージでの計測だけだったので特に問題はありません。

 

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この写真が正解の向きです。

作業中のエンジンの向きの関係で刻印の文字が逆さになったので間違えたようです。

 

それでは今日はこのへんで (^O^)