K6AエンジンOH(腰上組立#1 バルブトレイン)
組立はやっぱり楽しいですね。
カタチになって行く満足感があります。
シリンダヘッドにバルブとその周辺のパーツを装着して行きます。
バルブスプリングシートを写真の向きでバルブガイドに通します。
次にバルブステムシールを取り付けます。
純正品番:09289-05012 (5.5X11.5X9.3)
SUN社製で購入価格は3992円(12個)でした。
スズキ純正部品だと1個で450円位します。
バルブステムシールにエンジンオイルを塗布します。
ピックアップツールでバルブガイドの先端に嵌めます。
整備書ではバルブステムシールは専用工具で装着するように指示されていますが写真のような10mmのロングソケットでも大丈夫です。
作業し易いように短いエクステンションを付けています。
垂直に押し込むとコクッとした感触で装着できます。
矢印:
裏返してバルブを差し込みます。
写真は排気側の1番です。
次にバルブスプリングを装着します。
矢印:
密巻きになっている方が下側です。
ペイントされている方が上側です。
次にバルブスプリングリテーナを入れます。
次にバルブコッタを入れます。
多くの人が装着に苦労する部品ですが必殺技があるのでご紹介します。
1.とりあえず入れる
2.マスキングテープを貼る
3.適当な座布団をバルブの下に敷く
4.写真のSSTで押し込む
SSTはこの記事でも使用しています。
5.マスキングテープを剥がして終了 (*^^)v
慣れて来ると力の入れ具合や角度的なものが何となく感覚的に分かって1発で決まりますが、何度も失敗するようであれば以下の方法もアリです。
6.厚手のビニール作戦!
矢印:
更に折りたたみ強度倍増バージョン
納得できるまで何度でもトライ出来ます。
最後にシリンダヘッドの下にウエス等を敷いて少し浮かし気味にした状態でバルブの端をプラハンで数回軽く叩きます。
スプリングやリテーナ、コッタの噛みを落ち着かせます。
腰上の半分が出来ました。
次回は腰下と合体させてカムシャフト、タペット等の組み付けをします。
それでは今日はこのへんで (^O^)