速度計と距離計の誤差と修正
ツインにKeiワークスのエンジンとミッションをそのまま搭載しています。
ツインにKeiワークスの標準タイヤ165/60R15がそのまま履けると問題ありませんがツインの小さなタイヤハウスには物理的に収まりません (^^;
今日の記事は小学校の算数レベルの内容になります。
Keiワークスの標準タイヤのサイズは165/60R15
タイヤの外径計算:
- 165mm×0.6扁平率=99mm(タイヤの厚み)
- 99mm×2=198mm(上下)
- 25.4mm×15インチ=381mm(ホイールの直径)
- 198mm+381mm=579mm(タイヤ外径)
上記4つの計算でタイヤ外径が求められます。
165/60R15のタイヤ外径は579mmです。
ツインにこのタイヤを履くつもりです。155/55R14
同様にタイヤ外径の計算をします。
- 155mm×0.55扁平率=85.25mm(タイヤの厚み)
- 85.25mm×2=170.5mm(上下)
- 25.4×14インチ=355.6mm(ホイールの直径)
- 170.5mm+355.6mm=526mm(タイヤ外径)
155/55R14のタイヤ外径は526mmです。
その差は?
579mm-526mm=53mm
Keiワークス標準との差は何と53mmもあります (^^;
当然ですが速度計と距離計に誤差が生じます。
では、どのくらい速度に誤差が生じるか?
タイヤ1周の走行距離:
- Keiワークス:579mm×3.14円周率=1818mm(1.818メートル)
- ツイン:526mm×3.14円周率=1652mm(1.652メートル)
1818mm-1652mm=166mm
タイヤが1周するたびに16センチ6ミリの誤差が生じる計算になります。
仮に1分間に1000回転走ったとすると・・・
- Keiワークスの場合は単純に1818mの距離を進みます。
時速換算すると1818m×60分=約109km/h - ツインの場合は単純に1652mの距離を進みます。
時速換算すると1652m×60分=約99Km/h
その差は?
109km/h-99km/h=10km/h
時速100キロ前後で走行すると速度と距離に約10キロのプラス誤差が生じます。
もちろんメーター読みでも10Km/hのプラス誤差で表示されるため実際より10キロも速く走っている気分になれます。 (^O^)
更に速度が出れば出るほどその差は大きくなるのでメーターで140キロを振り切っていても実際にはもっと遅くてサーキットではバンバン後続車に抜かれます (^^;
自分はメーター振り切りで誰よりも速いつもりです。
燃費計算では仮に他車と同じ距離を走ってもタイヤが多く回転するために距離ばかりが伸びて燃費がすごく良い感じになります (*^^)v
でも気分だけです。
良い気分にさせてくれる仕様ではありますがやっぱり気持ち悪い。
特に速度感が身についている人は何とも言えないストレスになります。
私の場合は取り外したツインのミッションから速度センサーを抜き取って移植します。
Keiワークスの速度センサーは助手席側のドライブシャフト直上にあります。
10mmのボルト1本で固定されているので外して上に引き上げると抜けます。
左:Keiワークス
右:ツイン
外観からは見分けがつきません (^^;
左:ツイン(H0の印字)純正品番:34960-76G00
右:Keiワークス (B0の印字)純正品番:34960-65G00
その意味と違いが分かりません (^^;
タイヤを155/55R14に履き替えて検証します。
右上の画像はスマホのアプリでGPSで計測した速度を表示しています。
メーター:50Km/h
GPS計測:49Km/h
メーター:60Km/h
GPS計測:60Km/h
メーター:100Km/h
GPS計測:98Km/h
なかなか良い結果になりました (*^^)v
Web上で速度計の誤差を修正する方法を検索しても高価なパルス変換機を買ったり速度修正機能が付いた社外品の速度計を買ったり、純正メーターに手書きでマーキングしたりと様々な方法が散見されます。
互換性のある速度センサーを使用できる車種であれば私のように素直にセンサーを交換すれば簡単に誤差の修正が可能です。
ご参考までに (*^^)v
それでは今日はこのへんで (^O^)