サンデーメカニック見習いのクルマいじり

(独りで)Keiワークスをまるまるツインにぶち込むブログ ~ カプチーノの修繕日記

フロントハブベアリングの交換と塗装

なかなか気が乗らず放置してたフロントナックル

 

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今日はハブベアリングの交換と塗装をします。

 

注意:

今回のブログは誤った方法で行っている整備です。

まったくの我流です。

本来は各所でプレス機を用いて行う整備です。

 

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サービスホールにM8のボルトをねじ込んでディスクを外します。

 

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ハブの胴体とベアリングの周囲にラスペネを塗布し浸透させます。

 

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ナックルの下に当て木をしてハブの胴体の径より若干小さめのコマ(24mmソケット)を置いて4ポンドハンマーでハブを打ち抜く作戦です。

 

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抜けました。

 

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ハブの胴体にベアリングの一部が付いた状態で抜けています。

これまでの経験上100%こんな状態になります。

 

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ベアリング側はこんな感じです。

当然ですが玉が丸見えです。

 

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続いてベアリングを抜きます。

まずスナップリングを取ります。

 

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ベアリングの径に合うコマ(32mmソケット)とコマの径より若干大きめのワッシャを用意します。

私の場合:

フロントスタビライザーのロアアーム側に使われているワッシャを使いました。

 

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写真のようにセットして4ポンドハンマーで打ち抜きます。

垂直にハンマーを振り下ろすのがコツです。

 

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20回くらいの打撃で抜けました。

 

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問題はこれ

ハブの胴体に残ったベアリングの一部を抜く作業です。

通常はベアリングプーラー等を使って抜きますがプーラーの爪が引っ掛かる部分が無いので爪の数だけグラインダーで溝を作る必要があります。

イチイチ面倒なので私はいつも独自の方法で抜いています。

 

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まずグラインダーで切れ込みを入れます。

出来る限り深く溝を切ります。

勢い余ってハブの胴体まで切らないように!

 

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タガネとハンマーで気合一発!

カチ割ります。

 

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あっさり抜けました。

 

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いよいよ新品のベアリングを組み込みます。

品番:DAC3562W-10CS51(Koyo社製)

購入価格は4697円(2個)でした。

 

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その前に抜いたベアリングの外側だけを残しておいてベアリングを打ち込む時に使うSSTを自作します。

 

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自作って程ではありません (^^;

周囲を削るだけです。

 

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ベアリング本体とハウジング内にワコーズのMPG(グリス)を薄く塗布します。

 

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下に当て木を敷いて写真のようにベアリングとSSTをセットしてハンマーでSSTの上部を満遍なく叩きます。

時計回りにリズミカルに叩くのがコツです。

 注意:ベアリングは圧入する向きがあります。

Koyo製はゴムシール側が車体外側になるようにセットします。

 

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半分ほど入ったところ徐々に硬くなって来ます。

 

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裏側:

しっかり最後まで打ち込みます。

 

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ハブの胴体とベアリング内側にMPGを薄く塗布します。

ハブボルトを保護するために不要なホイールナットを付けます。

 

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写真のようにセットします。

コマは抜くときに使った32mmのソケットです。

実はソケットの内側にもう1つ27mmのソケットを忍ばせています。

32mmのコマが左右に動くのを防ぐためです。

 

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最後までしっかり打ち込みます。

これでベアリングの打ち込みは終了です。

注意:

ハブとベアリングどちらも同じですが

抜く時にコマを当てる場所(叩く)場所

入れる時にコマを当てる場所(叩く)場所

それを間違うと壊れます。

 

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続いてナックルを塗装します。

近所のコメリで買って来た缶スプレー塗料です。

サビを取らず、サビの上から直接塗れて塩害や酸性雨、紫外線にも強く更に、高耐久・プロ仕様と言い張るコイツ(写真)を試してみます。

商品名:シリコンタフスプレーブラック300ml(ニッペ社製

購入価格は1280円でした。

 

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マスキングが面倒なのでスプレーではなく刷毛で塗りました(*^^)v

なかなか良い雰囲気です。

 

それでは今日はこのへんで (^O^)